戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉
第41章 燻る逢瀬 ―三成源氏&花散里―<R18>
「調合は、作り手によってさまざまに香りが変化致しますもの」
舞姫は扇を開いて、隠した部分から笑顔を覗かせたようでした。
「ありがとうございます。早速薫衣香(くのえこう)として使わせていただきましょう」
「お気に召してくださったら、よろしゅうございましたわ」
ふわりと舞姫の笑顔が、几帳ごしであるのに関わらず、鮮やかに私の目の前に見えたような気がしました。
私は舞姫との境に置かれた几帳を引き上げ、姫の側へ寄る。
「まぁ…三成中将様…」
おっとりと舞姫は扇で顔を隠すものの、私がその扇を取り上げてしまいました。
顔を背けて、直接、顔を見せないようにする舞姫。
「舞姫」
私は声を掛け、姫の両頬を私の両手で挟んでこちらを向けさせ口付けます。
口付けは唇同士が触れ合うだけから、徐々に深く舌を絡め、口内をゆっくり蠢かせていきます。
私は両手を頬から外し姫のからだをそっと横たえ、舞姫の下袴の紐を解き、姫のからだを暴いていきます。
私の誕生日を祝ってくださるなら、こちらも当然良いですよね?
「…みつなり、ちゅう…じょう…さま…」
舞姫の恥ずかしがる声も可愛くて、私は全てを早くいただきたくなりました。
では舞姫の全てを、私がこれから存分に愛したいと思います…