第37章 浮舟の巻―信長ノ宮と秀吉ノ君－＜R18＞

声が甘く色付く舞の誘惑するような吐息に、信長も少しずつ息を荒げてゆく。

「ここはどうだ」

脚の間の茂みを指で払いのけ、すりすりと秘部に触れると秀吉によって既におんなになっている舞は、感じているとばかりに嬌声をあげからだをくねらせる。

「ずいぶん厭らしくからだを揺らすのだな」

そっと囁くと「いや…っ」と悶えながらも触れられるのは嫌がらない。

ある一点を集中的に触れだすと、途端に舞の嬌声がかん高いものになる。

「あっ…もっとぉ…そこ、いい…」

耳に聞こえる甘ったるい声に、更なる嬌声を聞きたくなり喘がせ、やがて浅い息遣いと共に舞が達したらしく、からだがのけぞるのが信長にわかった。

「貴様…達したか…どうだ気持ち良かろう…」

荒い息を吐く舞に信長は笑みを浮かべ、続いて己のものを挿し込む。

「ああ…はぁ…ん」

達したからだはぬるりと難なく信長を受け入れ、信長は余裕ある笑みを舞に向けたまま腰を動かし、その動きに舞は嬌声をあげ続けた。

そうして一晩、信長は舞を愛玩し、夜更けには舞はすっかり信長に慣れていた。

「貴様、こうして俺に抱かれたに関わらず、秀吉にもまだ会うつもりか？」

信長から言われて、しかし秀吉によってこの宇治へ連れてこられたので舞には断る術はないが、それをわかっていて信長から秀吉に会うな、と間接的に言われる事に舞は戸惑うばかりだった。

「それは…私には諾とも否とも言えません…」