戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉
第37章 浮舟の巻―信長ノ宮と秀吉ノ君-<R18>
「おまえの名は…?何て言うんだ?」
秀吉が問うと、娘は素直に答える。
「…舞と申します…」
小さなその声は中君に似ていると秀吉は改めて思う。
愛した大君のひとがたである舞をしっかりと抱き締める秀吉は、そのまま更に愛の動作を深めてゆく。
「舞…ちからを抜いて…そう…痛いかもしれないからゆっくりと…」
己の硬く勃ちあがった牡根を、ゆっくりと舞へ挿し込んでいく。
舞からは苦痛の声が漏れるが、秀吉は大君を自分のものにしておかなかった為に、大君は物思いして亡くしてしまった経緯がある。
だから、もう、この娘の意思は聞かない。
全身を震わせ、秀吉の挿入を拒否するような舞に、それでも押し込み奥まで届かせると、秀吉はゆっくりと腰を動かし始めた。
ぐちゅ…ずちゅっ…ばちゅ…
二人の繋がる部分から、絶え間なく厭らしい水音が聞こえる。
舞はきっと初めての行為に痛みを覚え、苦悶の表情を浮かべているのかもしれない。
秀吉はそう思うものの、舞は大君のひとがたならばこそ舞の感情は考えず、ただただ俺に抱かれれば良い…そう思い、高みに昇る為に腰の動きを激しくするのだった。
舞はそんな事は露知らず、激しく動く秀吉にただ流される。
大君の幻覚を追い求める秀吉はそれでも舞に欲を放ち、自分の感情を愛と位置付け、行為の後に優しく舞に話しかけるのだった。