• テキストサイズ

戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉

第5章 花散里の巻―三成中将-<改訂>


三成中将様がおっしゃると、言葉すら甘く感じられる約束。

何故こんなにこころがざわめくの?

三成中将様の香が残り香としてくゆる。

この薫衣香(くのえこう)は苛葉(かよう)?

それは、私の胸騒ぎを更に膨らませる。

このもの狂おしく騒がしい、今迄感じた事のないときめきは何…?



―ふわふわと心が舞う。

―全てのものが愛おしく思える。

―三成中将様の事を想うと…胸が騒ぐ。

―この胸苦しさはなに?

―こんなきもち、初めて。

自分に沸き上がるときめきがなんだかわからず、姉様に相談させていただいた。

「まぁ舞姫、それは恋ではなくて?」

「こ、い…?」

「そうですよ。貴女は三成中将様に恋をしてらっしゃるのね」

姉様は穏やかな優しい笑みをくださった。

この甘いふんわかしたきもちが恋なの…?
/ 582ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp