第27章 六条御息所の巻―蘭丸中将－＜R18＞

「舞様…綺麗だな…また貴女を抱けるなんて夢のようだ…」

「蘭丸様、いけませぬ…今ならまだ…おやめなさい…」

言葉では抵抗するものの、からだは蘭丸中将の愛撫にいうことをきかない。

蘭丸中将は口で舞の片側の乳房の先端を含み、ちろちろと舐め上げたり、軽く噛んだりと愛撫し、もう片側の乳房は手で全体を揉んだり、先端をこねたりする。

「ん…らん、まる、さま…いけ、ませぬ…」

それでもまだ舞は抵抗する。

「御方様…」

抵抗してはいるものの、その表情はうっとりと見た事のないおんなの顔をしている舞に、中将の君は固唾を飲み、その間に真白の君も衣装を脱ぎ、辺りには紫苑色と白い衣装が暗がりの中に浮かび上がっていた。

真白の君は後ろから中将の君の両胸を揉み出す。

「あっ…真白の君…いったい、何を…」

驚いて中将の君は声をあげるが、真白の君は中将の君の首筋を舐めあげる。

「中将の君も美しいですわね…」

真白の君の愛撫に、中将の君がひっそり歓喜のため息をついた。

「…あ、ぁ…ふ…ん…」

「ね、舞様、ほら、中将の君もあんなに悦んでるね…」

蘭丸中将は舞に囁き、空いている手で舞の中心の既に濡れているところへ触れ、柔らかく擦り出し蕾を開花させてゆく。