戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉
第27章 六条御息所の巻―蘭丸中将-<R18>
「蘭丸様…!?いったい、これは…!?」
中将の君が驚いて声を荒げて、蘭丸中将を見る。
「お静かに、中将の君。私が真白の君にお願いしたのですよ。お三人と同時に一夜を過ごしたい、とね」
「そんな恥知らずな…!」
中将の君はやっと声を出すが、真白の君が妖艶に微笑んで言う。
「でも、中将の君も、御方様のお閨の技を拝見したくありません?蘭丸中将様が堕ちる程の素晴らしい一夜を、私見たくてなりませんの」
真白の君はそう言って中将の君へ近付き、中将の君の下袴の紐を解く。
「あっ…真白の君、何をなさるの…」
「中将の君も脱いでくださらないと…ごらんあそばせ」
中将の君が視線を追うと、蘭丸中将が既に舞を押し倒し、衣装を脱がせているところだった。
「おやめなさい、蘭丸様…今なら恥知らずな事はせずに済みますから…」
抵抗する舞だが、蘭丸中将のちからには適わず、あっさりと衣装を脱がされ、白い裸体が闇の中で輝く。
「御方様…」
中将の君は、舞のからだの美しさにこくりと息を呑んだ。
蘭丸中将もするりと衣装を脱ぐと、逃げようとする舞の髪の毛を手に巻き付け、逃げられないようにし、覆いかぶさる。