戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉
第27章 六条御息所の巻―蘭丸中将-<R18>
骨抜きにするつもりが骨抜きにされる真白の君は、すっかり蘭丸中将の罠にかかり、からだを奪われ、自分の欲望を叶えたい姿だけを見せていた。
「真白の君…お願いがあるんだけどな」
腰を打ち付けつつ、蘭丸中将はお願いをする。
「あっ…あっ、なん、でしょう…?」
「うん…今、二人で楽しんでる事、他の人も一緒に楽しまない?」
更に腰を激しく打ち付け、真白の君の喘ぎ声が一段と高くなる。
「あ…どういう…こと…です、の…ああ、ん…」
「だから、ね…俺達だけじゃなくて…中将の君と、御息所様と、四人で…」
「それは…さすがに…ああんっ…」
蘭丸中将が腰を動かし、熱を送り込こむのを止めると、真白の君は悶える。
「蘭丸、さまっ…やめないで…どうして…」
蘭丸中将はにっこり微笑みながら、真白の君に覆いかぶさり、でも片手で蜜口をくちゅりといじりながら、囁く。
「ね、四人で楽しもうよ…真白の君も御息所様がどれだけすごいか、見たくない?」
天使の微笑みは、悪魔の微笑みに変化する。
蘭丸中将に良いところで止められた真白の君は、お願いに逆らえず、頷くしかなくなる。
「わかり、ました…だから、お願い…早く、ちょう、だい…」
「いいよ。良い返事くれたからね。もう止めないよ」
蘭丸中将はもう一度真白の君に熱を挿し込むと、激しく腰を蠢かし、真白の君はその刺激に嬌声をあげながら達し、蘭丸中将も自身を放つ。
蘭丸中将は真白の君に口付けしながら、見た人を魅了する笑顔だけ浮かべていた。