第27章 六条御息所の巻―蘭丸中将－＜R18＞

「真白の君…今日も、美しいね…その美しい顔を、羞恥に耐え忍ぶ顔に変えたい、な…」

蘭丸中将に囁かれ、真白の君は堕ちてゆく。



「あ…もっと、ちゃんと…触れて…」

真白の君がうっとりとした声でたおやかに喘ぐ。

「ん…こう？それとも…こう？」

くちゅりくちゅりと厭らしい水音が響く。

「あん…意地悪…こっち、よ…そう、そこ…ああっ、良い…っ」

「ああ、すごい厭らしいそそる顔だな…いつも綺麗なおとなしやかな顔が、こんな淫らな表情になるんだね…」

蘭丸中将の囁きに、真白の君は喘ぎながら、やっと言う。

「そんな事…言わないで…」

「どうして？すっごい良いよ…いつもと違う、喘ぎ乱れ、からだをくねらせて…そそるね」

「蘭丸…さま…ああ、だめっ…ああ、ん…」

真白の君が達すると、蘭丸中将は自分の熱を真白の君の蜜口になすりつける。

「ねぇ、これ、どうして欲しい？」

蘭丸中将の笑顔は、いつもの可愛らしい笑みから、妖艶な色気をまとったものだった。

「あ…ちょうだい…欲しいの…奥へ…挿して…」

「…いいよ、あげるね…綺麗だよ…」