戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉
第23章 女三ノ宮の巻―信玄中将-<R18>
信玄中将から見て二人は幼稚で、あっさり二人の浮気は知られていた。
信玄中将は怒るが、反面、若い二人の行為が気になって仕方ない。
『舞が気に入る衛門の督の行為とは、どんなものなのか。
俺よりそんなに良いものなのか、こうなったら見てみたい…』
信玄中将は舞に言い渡した。
「舞、貴女が衛門の督と好き勝手している事は、俺はちゃんと知っています。
だけど貴女達の仲を引き裂こうとは思いません。
二人が付き合うなら条件を飲めば了解しよう」
「条件って何?」
浮気が知られたにも関わらず、相変わらずのじゃじゃ馬ぶりで舞は問う。
「次に衛門の督と会う時、俺に二人の行為を覗き見させなさい」
「ええええー変態じゃん!」
即座に舞に変態扱いされ、傷つく信玄中将だったが、気を取り直し言った。
「行為を覗き見させなければ、衛門の督をどこぞの守として地方へやる事も出来ますよ?
俺が権力を持っているからこそ、舞の父帝は俺を夫として降嫁させたのだからな。
それはわかっていますね?だから覗かせなさい」
信玄中将も好き勝手言い、舞は衛門の督を、地方の受領に落とされても困るので、覗きをするのを了承した。
『でも、まぁ、覗かれる中でヤるのも、燃えるかも…ね』