戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉
第22章 明石の巻―謙信中将-あとがき
長く、文字数の多い文章をお読みいただき、ありがとうございました。
明石の君は、育ちの低さから矜持が高く、光源氏も受領の娘という事で侮って対応するのですが、すぐその考えを改め、都の女人同様の扱いをするようになり、源氏の唯一の娘、将来の明石中宮を産む人です。
母親の身分が低ければ女御として入内しても侮られるとの事で、式部卿の娘である紫の上に預け一切の養育を任せます。
貴婦人として育てられた姫は、腰結の役を秋好中宮に依頼し、華々しく裳着の式を執り行い、やがて入内し寵愛をうけて一人目となる男児を出産、この男児が次の天皇になるのは確実なので、それを知った明石入道は満願叶ったと山の奥へ入山し帰らぬ人になります。
明石の君は、最後は女御の世話役として女御に付き添う事になるので、そこで源氏からの愛を受けない立場になりました。
なので最後を良い状態で終わらせるのにどうしようかなーと思い、母娘として心を通じ合わせられた事で終わりに持っていきました。
それでは最後になりますが、よろしければ、次の姫と中将の愛もご覧いただけると幸いです。
あ、ひな祭りなんですね、今日は。
H30/03/03
あやは拝
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H30/12/15
part1~part7をひとつの章にまとめました