戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉
第21章 明石の巻―謙信中将-<R18>
舞が横を向いたまま息をだんだんと荒くしていると、その顔を見ようと謙信中将は口付けを顔のあちらこちらに落としていく。
やがて舞は観念したように、謙信中将のほうへ顔を向けた。
都のおんなに引けを取らぬ程、美しい。
一輪の白い菊が凛とした姿のまま、野分の後でも咲き残っているようなしなやかさと、やはり鄙育ちとは思えぬ容姿に謙信中将は満足する。
そして謙信中将は、舞を一時の慰みものにしようとした気持ちを恥じ、舞には他の自分が接した女人同様に接しないといけない、と気付く。
「俺は謙信だ、そう、呼べ」
「け…ん、しん、さま…」
ようやく聞いた舞の声は小さくあえかでやっと聞き取れる程だったが、愛らしい声に謙信中将はこちらも満足し、笑みを浮かべる。
「もっと啼け。おまえの欲深い声を俺に聞かせろ。おまえのこの姿や声は俺のものだ」
謙信中将は乳房にあった両手を離し、舞の足を持ち上げると自分の肩に掛け、目の前に現れた舞の割れ目に舌を這わす。
「…あ…あぁっ」
舞がたまらず声を上げるが、謙信中将はそのままぴちゃぴちゃと厭らしい音を立てながら舐め続け、強調してきた赤い蕾へ舌を移動させる。
その蕾を謙信中将は吸って舐め、舌で押しつぶすようにし、集中的にいたぶり、舞は声を上げ続ける。
「あっ、あっ…いい…っ…けん、しん…さま…っ」
感じいっている舞の声に、謙信中将は酔い、更に揺すぶりを掛けていく。