戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉
第13章 葵の巻―光秀中将-<R18>
後産も済み、ようやく光秀様が私の許へお越しくだされるようになった。
「大丈夫か?舞」
私は出産で疲れていたものの、光秀様のお顔を見て、自然と微笑んでいた。
「…」
光秀様は私の顔を見て、何故か驚かれ無言でいらした。
「…あの?」
「ああ、出産した後の女人は美しい、と聞いたことがあったが…本当なのだな」
「え?」
「舞、おまえは今、とても美しい。今までより最も、だ。こんな美しいおまえが俺の妻だと思うと、本当に俺は幸運だな」
「み…光秀様…お戯れが過ぎます…」
横になったまま、私は答える。
「照れなくて良い。おまえは俺の、最高の女だ」
そして光秀様は私の耳元に顔を寄せて、囁かれた。
「早く、出産の疲れから元気になれ。おまえをたっぷり愛してやる」
「…は、はい…」
光秀様、貴方と結婚出来て、幸せです。