• テキストサイズ

イケメン戦国 「めぐり逢い」

第34章 三成、茶屋へ行く


「違いましたか?」

三成は、間違っていたか、と首を傾げる。

「ううん、間違って、ないよ。
葉月さん、ここで働いているんだよ」

驚きながら舞は肯定する。

「やっぱりそうですか!」

満面の笑顔で声を当てた事を喜ぶ三成。

持ち帰り用の羊羹が無くなった事で、買えなかった人が帰り、一気に人が少なくなる。

「三成くん、とりあえず…お団子か羊羹、食べようか」

舞は、三成が声を当てた驚きを収められないまま誘い、茶屋の腰掛けに並んで座る。

春が舞の姿を見て挨拶に来る。

「舞姫様、また足を運んでくださりありがとうございます。
石田様が今日はご一緒なんですね」

「はい、私は、今日は羊羹をお願いします。三成くんは?」

「私も羊羹でお願いします」

「はい、お待ちください」

春が引っ込んでお茶と羊羹を持ってくる間、舞が政宗と来た時と同様に、葉月が持ち帰り用羊羹を売っていた場所を片付け始めた。

「舞様、ちょっと失礼します」
/ 565ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp