• テキストサイズ

イケメン戦国 「めぐり逢い」

第158章 離乳食


葉月は成と部屋に入ると座り、成を下ろし、自分の服をまくる。

「ほげっ」

成もそうすると母乳をくれるのがわかるのか、自分から葉月のひざにくっついてくる。

「はい、お待たせね」

成を抱き上げ、乳首を含ませると、嬉しそうな顔をして、成は吸い付きこくこくと飲む。

「よしよし、たくさんごはん食べて良い子だね」

成を褒めると母乳を吸いながら、成は葉月を見上げるが、その表情に葉月は驚く。

『わ…三成様にそっくりだ…今の表情…』

ミニ三成と言って良い顔立ちに、両親も相手の男性が相当顔立ちが良いのは認めていた。

「葉月に似ていないし、この頃のあかちゃんにしては、綺麗すぎるものねぇ」

「相手の男の顔は、相当良いらしいな。でも、頭の出来はわからんがな」

『頭もすごく良いんだからね』

葉月は何度も心の中で唱えた言葉を、また繰り返した。

しばらくしておなかがいっぱいになったのか、成は乳首から口を離した。

「おなかいっぱいになった?」

葉月が聞くと、満足そうに成が答える。

「ほげ」

「はい、ごちそうさま、だよ」
/ 565ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp