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イケメン戦国 「めぐり逢い」

第127章 戦国へ戻るふたり


お腹を撫でながら葉月は語る。

「でも、姉がワームホールの計算式を、佐助さんから引き継いでくれたので、次に開いた時には必ず戻ります。だから待っていてください」

そこへ横から弥生が顔を出してきた。

「えーと、石田三成さん?葉月の姉の弥生です。必ず葉月は子連れで戻しますので、待っていてあげてください。はい、終わり」

佐助は撮った動画を止め、見直して葉月はちょっと笑った。

「おねえちゃんが横から出てきたら、三成様、驚くだろうね」

「それ以前にこの動画を見て、皆さん驚くだろうけれど」

佐助の言にあ、そうか、と三人で笑った。



そして、いよいよ、ワームホールが開く日。

全てを引き払って片付けた佐助と舞は、充電をしっかりした例のスマホと、なにかしかの私物をリュックや鞄に詰め、着物姿で弥生と葉月の前に現れた。

「猿飛くん、忍者みたいなんだけど」

弥生の言葉に葉月が言う。

「そうだよ、佐助さん、上杉謙信の腹心の忍者なんだよ」

「えー、本当なの?どうやって忍者になったの?」

弥生の質問に、佐助は苦笑しながら言った。
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