第110章 衝撃
褥の最中を暴露する事になった葉月。
「えーとですね、三成様は目が色っぽくなるんです」
「目?」
「はい、目が色っぽく艶めいて、それだけできゅーんってなります」
「はわわわわ」
それを想像したのか、舞はこくこくと頷く。
「わかる!三成くんがそんな目になったら、きゅーんてなりそうだね!」
「そうなんです、その目で見つめられて欲しいって言われたら、もう駄目です」
「欲しいって何が?」
「そりゃ…全部、ですよ…」
赤くなり、少し小声で何が欲しているのか答える葉月に、舞も言った。
「うわぁ、悶えそうだね」
「はい、もう、どうぞってなります」
「へぇぇ、三成くんも案外やるなぁ」
三成の普段とは違う姿に、舞は妙に感心する。
「それで、それじゃあ一回じゃ済まないよね?」
「は?いっか…あっ…それも、ですか?」
何の回数を聞かれたのか気付いて、更に葉月は赤くなる。