第103章 変化を告げる
-初期は流産しやすいから挿入はさせなかったよ。
-安定期に入ってからは軽めにね。
-え?初期の間、旦那はどうしてたか?
-ふふふ、私が手や口でしてたのよ。
「えーとえーと。初期は流産しやすいから、しないらしいです」
手や口でしていた、との言を思い出し、葉月は一人で赤くなる。
その姿を見て、三成は首を傾げるが、それより流産をして欲しくない。
「そうなんですか…では落ち着くまで葉月さんを愛せないのですね…」
少しがっかりしたような三成を見て、えーと、と葉月は言う。
「あ、あの、そうしたら、私が手でして差し上げますから」
「え?」
「ちゃんと教えてもらってないので、もう一度教えてください。
今度はちゃんと最後までします」
-そうです、色気がなさすぎて、おかしくなって止めてしまったのでした。
-それではしっかり覚えてもらって、しばらく葉月さんに私を愛してもらいましょう。
「それではお願いしますね」
三成に微笑まれ、葉月はがんばります、と真面目に返事をした。
-がんばらなくていいから、その時は色気を出してください。
三成は、苦笑した。