第98章 幾夜、何度(R18)
「えーと、では、いつなら良いですか?」
また、至極色気の無い真面目な様子で聞く葉月に、なんとなくおかしくなって三成は笑い出す。
「…え…どうして…何かおかしいですか?」
笑い出した三成を見て、戸惑う葉月。
三成は笑いながら葉月を抱き締め、そのまま褥へ倒れ込み、口付けをする。
「ん…」
口付けしながら、三成は葉月の足の間にからだを入れ、自分の熱を葉月へ挿した。
「私のは次にしてもらいましょう…」
唇を離すと笑いはもう無く、紫の艶めいた瞳を揺らして三成は葉月に熱情をぶつけるように激しく腰を打ち付けていった。
-生娘だった葉月の初めてから、もう、何度、幾夜、抱いただろう。
-自分好みのからだになっていく葉月を抱くのは、全く飽きません。
-しかし、自分の熱に触れさせた時の、葉月の真面目すぎる表情はおかしかった。
-色気がなさすぎて、もう少し色っぽくなってもらわないと困りますね。
-早く触れて欲しいですけどね…
三成の動きは激しく、卑猥な水音は更に厭らしさを増し、葉月は蕩けきった眼差しで三成にすがりつき、三成の動きとは別に震え出す。
「もう…だ、め…」
「…いい、です、よ…達して…」
「…は、い…」
三成の言葉に少し頷いて、葉月は三成の熱を咥えたままきつく締め付けて達する。
その締め付けられた刺激に、三成も自分の欲を葉月の中に放つ。
行為の後に大きく吐息をついて、蕩けたままの葉月に口付けしながら三成は思う。
-そろそろ。
-これだけ、愛していれば、出来そうですか?