第98章 幾夜、何度(R18)
葉月は愛撫に流されそうになるのを必死に押しとどめようとするが、結局たやすく三成の手管に飲み込まれていく。
入れられた指が、気持ち良いところを擦り、葉月は悶え、一人で高みへ昇る。
「みつ、なり、さ、ま…も、だめ…」
達した中から指を抜き、三成はその指を葉月の前で淫靡な様子で舐め、葉月に言う。
「葉月さん、私を愛してみませんか…?」
「…三成、様を…?」
達したばかりのぼんわりとした表情で答え、ゆっくりとからだを葉月は起こす。
目の前に座る三成の、中心の屹立しているものに気付き、どうして良いかわからない葉月は、しかしながら着物の上からそっとそれを撫でた。
「…っつ、ちょっと待ってください」
突然撫でられ、三成はその耽美な感覚に驚き、急いで下帯から熱を出す。
葉月は初めてまともに見る、男のものにどうして良いか戸惑う。
「三成様、ええと、どうすれば良いのですか…?」
真面目な顔をして三成に問う。
全く初めての経験をする葉月を可愛く思いながら、葉月の手を取り三成は教える。
「こうして軽く握り、上下に動かして…っ、まだです、いきなり動かさないでください…」
握って動かすと言われた途端、葉月は上下に扱きだし、それが自慰によるものより、はるかに気持ちの良いものであったが故に、三成にはたまったものではなかった。