• テキストサイズ

イケメン戦国 「めぐり逢い」

第95章 三人の現代人


「安土は関所がないから、何も持ってなくても普通に入れるんだ。
だから、はっきり言って、謙信様も城下をうろうろしている事もあるよ」

「ええええ」

敵の武将である上杉謙信も安土城下を平気で歩いていると聞いて、葉月は更に驚く。

一体、どれだけ安土は敵が入り込みやすいのか。

葉月は新たな事実を知って、驚くだけだった。

「ね、聞いて良い?」

急に舞が話題を変え、興味津々な表情で顔を近づけてくる。

「三成くんってあっちのほうはやっぱりすごいの?」

「あっち…?…え…」

意味がわかって葉月の顔が真っ赤になる。

「舞さん、何て事聞いてくるんですか…!」

佐助も舞の質問に呆然とする。

「ほら、武将のかたがたって何となく精力絶倫って感じでしょ?実際どうなのかなって」

「…舞さん、きみ、そういう人だったのか…」

佐助も舞の質問といたずらっぽい表情に更に唖然とする。

「ねぇねぇ、どうなの?教えて!教えて!」

「そ、それは言えませんっ!」

舞からの質問に、必死に逃げる葉月だった。
/ 565ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp