第81章 覚えていない朝(R15)
「葉月さんから私にしたのでしょう?」
と言われ、葉月は絶句する。
「…も、もう、三成様、ひどい…私からじゃなくて、三成様がいきなり…」
「…そうなのですか?」
三成はきょとんとした顔で問う。
『三成様の朝は危険なのかもしれない…』
と、この様子から葉月は思った。
三成は葉月の様子を見て、葉月を抱き締め直すと顔を覗き込んだ。
「何を考えてます?教えてください」
「…何も考えてません」
「考えてる顔でしょう?言わないとこうしますよ?」
たった今、愛されたところをまた舐られる。
「あ、ちょっと…みつ、なり、さま…」
「さぁ、言ってください。言わないと中途半端で終わらせますよ?」
「いや…だめ…言うから、やめ、て…」
悶える葉月の顔を見て、止められなくなった三成は、葉月を快楽へ落としこむ。
「…うう、三成様の意地悪…」
ひとしきり愛されると、葉月は大きくため息をついて三成を見る。