• テキストサイズ

イケメン戦国 「めぐり逢い」

第47章 書庫にて


翌日、秀吉は城で三成を見付ける。

相変わらず書庫でごそごそ本を探していた。

「三成」

「秀吉様、おはようございます」

まだ本に集中する前なので、挨拶が出来た。

なんとなく覇気があって、まとう雰囲気が違うような気がするのは気のせいか?

「三成、葉月の事だが」

「なんでしょうか?葉月さんがどうかしましたか?」

「いや、祭りに行ってどうだったか、と思ってな」

「どうだったか?私と葉月さんの事ですか?」

「え…あ…そう、だが…」

「早く私のものになって欲しいとは言いました」

「…は?」

率直な三成の言い方に、変な声を上げる秀吉。

「私が自分の感情に気が付いたんです。
葉月さんが好きだって。
それで葉月さんに、早く私のものになって欲しいと言いました」

「…それで葉月は?」

「ええ、自分の心がわからない、と言うので時を差し上げました。
けれどいつまでも待たされるなら、私は葉月さんを御殿へ連れて行く、と言いました」
/ 565ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp