第1章 面影 〜サスケ〜
「……姉さん……俺もう、イクッ…………」
「ぁっ……サスケッ……私も、私も一緒にっ……」
少女に精液を注ぐべく、サスケが姉の胴を抱きしめたとき。
サスケは、絶頂を迎えた。
筋肉の収縮が後ろから前へと移動し、その先から迸る白濁液が、少女の中を穢していく。
少女のほうも、狭窄していた膣壁と、腰回りの筋肉とがリズミカルに収縮し、絶頂を迎えていた。
「姉さんっ……好きだっ…………」
「サスケッ…………すきぃっ…………」
乱れ狂う快感の海の中で、二人が本当の思いを呟く。
それは間違いなく相思相愛だったのに、ああ。
昇天して恍惚となっていた彼らには、互いの声は届かなかった。
だが、極度の緊張と弛緩、欲情と解放を共にした彼らの間には、肉体的にも精神的にも、切っても切れない縁ができたようだった。
「んっ……と……」
達したことによって一旦勃起が解け、フニャフニャになった自身を、サスケが少女の秘裂から抜いた。
「んはぁっ…………」
壁を擦られる微弱な刺激にも感じてしまい、少女がまた、熱い喘ぎを吐き出す。
その下の口からは、彼女の愛液とサスケのミルクが混ざったものが、たらりと漏れていた。
それを見てサスケは、言葉にできない満足感と達成感、征服欲の充足を感じたのだった。
「……ん……サ、スケ…………」
「姉さん⁈」
突然よろめき、傾いた姉の身体を、サスケが支える。
少女の身体は依然熱く、ぐったりとして力が抜けていた。
「姉さん、どうしたの⁈大丈夫⁈」
力なく自分に体重を預ける姉に、サスケが狼狽える。
彼にとって彼女は、命よりも重い。
いつもクールなサスケが、今は心配性の母親のようだった。
「うん……ごめんね……ちょっと疲れちゃったみたいなんだ……」
少女がサスケの腕の中で弱々しく笑う。
「そっか……そうだよね。待って、今運んであげる…………」
サスケはそう言うと、姉をお姫様抱っこし、並べて敷いてある布団の方に運んだ。