第1章 面影 〜サスケ〜
「……姉さんっ……もうっ……」
身体の奥でこみ上げるものを感じて、サスケがリミットを告げる。
流石に、姉の身体を精で汚すわけにはいかないと、少女から自身を抜き出そうとしたとき。
「……サスケッ……出してっ……中でっ…………お願いっ……」
少女がサスケを振り返り、禁断の嘆願をした。
中に出して、私の中をサスケでいっぱいにして欲しい。
私を、サスケのものにして欲しい。
もっと、サスケとひとつになりたい。
性の悦びに目覚めた彼女は、全身でそれを待ち望んでいた。
いつも清楚で、下品な話が嫌いな彼女が、自らおねだりする程度には。
彼女は半開きの唇の端から唾液を滴らせて、息は荒く目は虚ろで、既に発情したメスの顔になっていた。
「えっ⁈でも、姉さん……そんな、いいの?」
サスケが、驚きと期待が混じった声で訊く。
本音を言えば、中に出したい。姉を自分のものにしたい。姉に自分の痕跡を刻み込んでしまいたい。
そんなサスケにとって少女のこの言葉は、まことに都合のいいものだった。
「おねがい……サスケッ……中に……欲しいのぉっ…………」
少女がサスケに、愛のエキスを渇望する。
彼女の声は必死で、いじらしくて…………淫乱だった。
そんな姉の頼みを無下にするという選択肢など、サスケにはなかった。
「わかった……姉さん……待ってて…………」
サスケが一旦止めていた腰の動きを再開させ、さらなる高みへと登りつめる。
仮にも姉と呼んでいる少女に種付けすることの背徳感に、背筋がゾクゾクする。
後ろから挿入しているという状況も、サスケを何かイケナイことをしている気分にさせる。
少女をがっしりとつかんで放さないサスケの腕は、いつの間にか震えていた。
きっと俺と姉さんは、こうなるために出会ったんだ。
今のサスケは、半ば本気でそう思っていた。
「あっ、サスケ……もっと、もっと奥にっ…………」
少女もサスケに手を引かれて、天上への階段を昇り始めた。
サスケがより深く入って来られるように、彼女は壁に両手をつき、尻を大きく突き出していた。
秘所の奥深く、子宮の扉まで到達したサスケの欲棒は、そこで限界を迎えた。