第1章 面影 〜サスケ〜
やがて、少女の中にサスケが収まり、彼女の尻とサスケの腹とが密着した。
そのときにはもう、サスケは果てる寸前、少女は今にも崩れそうなほど意識が朦朧としていた。
「……ね、えさん……だいじょう、ぶ…………」
姉が黙って肩を震わせているのを見て、サスケが訊いた。
恥辱と快感で彼女の肌は薔薇色に染まり、しっとりと湿って、扇情的にピクピクと動いていた。
「……う、ん…………へいき、だから……もっと、してぇっ…………」
少女がサスケを振り返り、潤んだ瞳で呟く。
呂律のまわらない口調が、彼女の限界を示していた。
「……姉さん……わかった。」
サスケはギリギリのところでせき止めていた自らの肉欲を解放し、少女の細い腰を鷲掴みにした。
そのまま、一旦抜けそうなところまで腰を引き、そして、一気に突き上げる。
「んあっ!」
腰を打ち付けられる衝撃に少女が高い声を漏らし、さらにサスケを締め上げる。
「くっ……」
サスケはそれに耐えて、再び腰を引き、打ち付ける。
少女の穴を味わう最上の方法は、やはりこの動きだからだ。
彼女は彼女で、前戯で散々慣らされ、お預けを食らっていたものをようやくもらえた、それだけでもう嬉しかったのに、
サスケに思い切り、殴るように突かれて、まともに息もできないままただただ感じていた。
少女の壁面とサスケの皮膚が擦れて、彼ら双方が快感を貪る。
本能のままに求め合う雄と雌の姿は、獣のように激しくて美しくて……哀れだった。
二人だけの寝室に響くパンッ、パンッという音は、サスケもまだ気づいていない警鐘のようでもあった。
「やっ……んっ……あぁっ…………」
肉の壁越しに恥骨をゴリゴリと擦られて、少女が情欲をそそる喘ぎを漏らす。
サスケの動きに身体を揺すられ、いつもは聡明で上品な彼女は、いまや淫魔のようにサスケを欲していた。