• テキストサイズ

神隠れの少女・夢【NARUTO】

第1章 面影 〜サスケ〜


「……じゃあ、なんでよ。なんでいきなり…………えっ?」

下半身に熱いものを感じて、少女はサスケに密着させていた身体を離し、下を見た。

サスケのズボンの布地が盛り上がっている。

あまりに思いがけないことだったためか、少女はポカンとして、黙り込んでしまった。

「わっ……ね、姉さん、見ちゃダメだ!」

サスケが恥ずかしさに頬を赤らめ、それを隠そうとする。

「えっ?……あー……」

少女は我に返った後、何か察したような顔をした。

みるみるうちに、少女の頬がサスケと同じ色に染まっていく。

身体の中で、ズグン、と重たい何かが動いたような感覚があって、少女の脈は速くなっていった。

「……あの……ご、ごめん。こんな状況だからさ……だから、今夜は別々に……」

サスケを遮った姉の言葉は、思いがけないものだった。

「……いいよ…………しても。私でよければ。」

「えっ?」

サスケは驚いて、目の前の少女に視線を戻した。

もじもじしている彼女の瞳は、どうやら本気のようだった。

「で、でも……俺達、姉弟だよ!そんなことしちゃ…………」

サスケが心にもないことを言って、少女を拒もうとする。

状況変化についていけず、混乱した末のことだった。

事実、彼のモノはより多くの血液を集めて、更に熱く、固くなっていたのだから。

「…………だ、大丈夫。私とサスケは、血が繋がってる訳じゃない……知ってるでしょ?

だから、大事なのは、サスケがしたいか、したくないか。」

かなり割り切ったことを言っているわりに、少女の声は震えていた。

興味はあるけれど、実践するのは怖い、そんな感じだった。

「……っあ…………」

うまく言葉を発することができず、サスケが奇妙な声を漏らす。

そんなバカなこと、ある訳ない。姉さんが俺と…………

サスケはそう思いながらも、欲望のままに、彼の姉に手を伸ばしていた。
/ 25ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp