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〔 イケメン戦国 -生意気な少女?の異世界物語- 〕

第1章 始まり


( …ん、あ、やば思いっきり寝てた。
まだ暗い…やっぱ夢じゃなかったかオワタ まだそんな経ってないよね? )

早く移動しよう そんな考えはすぐに壊される
目を覚まして見れば、目の前に見えるのは服
そして恐らく私の体を支えているのであろう腕の感触

( ん? )
モゾモゾと動いていると、それに気付き

「 起きたか………お前、もう少し身の安全を考えたらどうだ 」
と聞いたことのある声が聞こえてくる

「 …豊臣、秀吉…? ん…、夢? なんで 」
秀吉「 なに寝ぼけているんだ。お前のこと逃げたから
探してたんだぞ。あんなところで寝ているとはな 」

ブツブツと呟く秀吉を見るが、状況が掴めずポカンとしていると

???「 見つかった ってわけだ。逃げるのは終いだ、女 」

と知らない声と共に現実を突き付けられる
( 見つかったってことは… )

あの場所へ戻る=城に行かされる=\(^o^)/

「 えっ、嫌ですよ! あの横暴な人のとこへ行けとでも!?
見つけて早々悪いですが、さよう… ングッ 」

口元を大きな手で塞がれる

秀吉「 こうなるから起きてほしくなかったんだ。
…横暴とは聞き捨てならんが、この辺りで動くのは止めろ 」

? と首を傾げると
???「 お前、敵がいるこの中で何も持たずに走り回れば
どんな運命になるか考えてみろよ 」

( 敵がいる…って…あ )
とっさに謙信とのことを思い出す
あの時は感情的になって運良く逃げれただけであって
本来ならあのまま首を………考えただけで嫌になる

急に静かになった七海を見て手がはずれる

「 …分かりましたよ。で 、あなた誰ですか? 」
渋々受け入れ、眼帯の人を見る

政宗「 独眼竜 伊達政宗。お前のことは聞いてるからな 」
「 …はぁ 」
( …最初のは肩書きか何か? じゃなかったらただのナルシ…ん"ん' )

秀吉「 さ、七海が起きたからそろそろ速めるか 」
政宗「 そうだな。七海、振り落とされんなよ 」
「 え? うわっ!? 」

突然の風に体が後ろへ押される
馬から落ちそうなところを秀吉がしっかり支えた
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