〔 イケメン戦国 -生意気な少女?の異世界物語- 〕
第1章 始まり
いやいや と首を振り、考え直す
( ありえなくない? どうせドッキリでしたー🤗とか
そんなんでしょ…、時を超えるとかアニメとか小説ぐらいだよ… )
でも と2人を見る
当の2人は ? を浮かべてこっちを見ていた
( 何か、嘘をついてるようにも見えないし…
しかもその格好がっつり武将ですよね。はぁー…うっそでしょ )
恐らく百面相をしているであろう私を見て笑う信長さん
秀吉さんも若干笑ってる気がするのは気のせいだろうか
信長「 何をそんな悩んでいる…ククッ やはり奇妙な奴だ… 」
あまりにも笑われるから腹が立って
「 なに笑って…!! こちとら未来から来てるのに!! 」
「「 …は? 」」
「 …あ、」
一瞬で悟った
( やってもーたー… )
沈黙が流れようとした時、爽やかな声が聞こえた
???「 秀吉様、宿をお借りしてきました。いつでも大丈夫のようです 」
現れたのは、穏やかな雰囲気を纏う男性
馬から降りて二人に近づいていた
秀吉「 三成、敵はどうだ 」
三成?「 ただいま私のところで調査中です。いかが致しましょう 」
信長「 とにかく宿へ向かう。火が燃え移らないよう消化させておけ 」
「「 はっ 」」
「 ………… 」
( 私、置き去りですかね。別に良いですけど…むしろここから離れたい… )
悟りを開いていると、三成と呼ばれた人が私に気付く
三成?「 …?この方は… 」
信長「 あぁ、俺を偶然にも助けた奇妙なやつだ。
面白いことに、不思議なことをぬかす。城へ連れて帰る予定だ 」
ポンと出てくる言葉に
「 んー? ちょっとその提案聞いた覚えありませんけど? 」
と、反抗してみる
すると「 今決めたのだから当たり前だ 」と言われた
( 横暴…!! しかも何されるか分かんないのに大人しく連れさられるわけ
ないでしょ! こっちだって自由があるんですからねー…! )
秀吉「 おい、七海早く来い。宿へ… 」
( ここは… )
「 お断りです!! 私は私で行動しますから! 」
逃げる!!
隙をついて走り出す
どこになんて分からないけど
( あの木のある方なら行方も眩むっしょ )
と、木の中へ入っていく
秀吉「 あ、おい!!待て! 」
( 待つわけないわー!!! )
全力ダッシュ。