〔 イケメン戦国 -生意気な少女?の異世界物語- 〕
第1章 始まり
秀吉「 御館様、この者はどのようになさるのですか 」
信長「 表面上安土の姫として置く。時期に話が広まるだろう 」
「 ………はい? 」
( なんかまたこの人勝手に言ってない? 私一言もおkとか言ってないよね )
秀吉「 …大丈夫でしょうか 」
( お、そうそう押せ! 否定するんだ! 私のこと怪しんでるんでしょ?! )
信長「 怪しいと思えばその場で斬れば良かろう 」
秀吉「 わかりました 」
「 わかるなよ!!! 」
思わずつっこんでしまう
「 普通怪しんでる人を入れます? 斬るのも賛成しませんが
普通は別の町とかに渡しませんかね?! 」
( 行く宛ないけどさぁ! )
瞬きをし、はは と最初に笑ったのは
意外にも秀吉さんだった
秀吉「 わ、悪い…怪しんではいるが
お前が思ってるほど怪しんではいないんだ… 」
「 えー… 」
秀吉「 行く宛ないんだろ? 安土は平和だ。
したいことをすれば良いさ 」
信長「 猿の言う通りだ。お前が来ることは決まっておる
…逃げても無駄だ 」
見透かされているような感覚
サッと三成の影に隠れる
三成「 ふふっ、大丈夫ですよ七海様。
皆さんいい人ばかりですから 」
( これのどこがっ…!! )
政宗「 出発はいつにするんだ? 」
信長「 早朝だ。今回の犯人が分からない今、むやみに動けん 」
「 あ、犯人の目星もないんですね、あの時の人じゃないんだ 」
政宗「 おい。なんだその話は 」
「 え? あぁ、信長さんがまだ私に気付く前に近くに誰かいて…
声かけたらどっか行っちゃって。助けてもくれなくって! 」
若干愚痴っぽく喋っていると頬をつままれる
「 いひゃい 」
秀吉「 もっと早くそれを言え…謀反であることに間違いありませんね 」
信長「 七海…お前は度々驚くことを言うな。やはり面白い奴だ 」
「 面白いって… 」