第2章 まさか…
眼が覚めると真っ白な天井が目に入った
「……ん?此処は……」
看護師「お気付きになりました?
病院ですよ。お連れの方はお隣に。」
「へ?病院?」
看護師「ええ。大丈夫ですか?」
「あ、はい。大丈夫です」
看護師「暫くしたら、食事をお持ちしますので、ごゆっくりおやすみ下さい。」
「はい。ありがとうございます」
看護師の方はにこりと笑い出て行った
は!信長様!!
隣にお連れの方って言ってたから……
そっと隣を覗く
「の、信長様…?」
信長「………」
良かった…信長様も無事……って……ん?
待って、そういえば此処って………
現代………だよ…ね…?
え〜〜!!!!!?!?!
な、な、なんで?!
覚えている事を懸命に思い出す。
確か、安土城から出て信長様と城下をデートしてた。
うん。そう。で、その後、佐助くんにあってワームホールがまだ開いたって言われた。で、急に雨が降って来て雷も鳴って…………
気づいたら此処に………
あれ?この展開、前も似た様なのがあった……
信長様と強制的にワームホール別れさせられて一時的にこっち。つまり現代に戻っちゃった。その時は私だけ。
今回は…信長様とタイムスリップしちゃった……?
ヤバイ…どうしょう…この展開………
「信長様!起きてください!」
なるべく静かに声を出し信長様を起こした
信長「…んっ……なんだ?華恋…」
「信長様、私達、現代にタイムスリップしちゃったみたいですっ!!」
信長「………何…?」
「タイムスリップです!私が一度現代に戻っちゃったみたいに、今度は信長様も一緒にタイムスリップしちゃったみたいですぅ…」
信長「ほぉ……通りで見たことのないものばかりなはずだ。」
「取り敢えず、早く此処を出ないと…!
信長「そうだな。」
2人は検査を受け、問題ないことを確認してから、病院を出た。