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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第19章 近過ぎたキミ④(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠


「はい、ここ!小さいけど
設備は良いんだ
俺も昔よく親父に連れて来て貰ってさ」

姫凪の手を引いて
小さな会館に入り
係の人に話しかける

「おじさん、こんちはー」

「お!マコちゃん!久しいね!
もう始まってるけど
マコちゃんならいいよ!入んな!」

"静かに"と念押して
投影室に入ると

満点の星空が浮かび上がってる

キラキラした無数の星を
黙って見つめる
姫凪を後ろから抱き締める

なぁ、どう?
こんな無数の星の中に居たら
今、辛い事も
小さく思えないか?

乗り越えられそうに思えないか?

ポタポタと流れる姫凪の涙が

俺の腕を濡らしていく

髪の毛に埋めるように
泣いて震える頭を抱き締め

「(ゴメンな…泣かせて…
好きなんだ…姫凪)」

投影と解説を邪魔しない様に囁く

届いただろうけど
答えは返って来そうにない

でも、抱き締めた腕から逃れる事もない

何も言ってくれないけど
少しは期待していいのか?

ユックリ明るくなる室内
身体を離して
向きを変え胸板に
姫凪の顔を押し付ける

「泣き顔見せたくないだろ?
人が捌けるまで
ここに居ろよ」

『……はい』

「素直だな」

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