第19章 近過ぎたキミ④(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠
岩ちゃんと姫凪って
思ってるはずの母ちゃんから
「本当に親切ねぇ
姫凪本当にモテ期かしら!」
こんな言葉を引き出すなんてさ
『…別に、そんなの要らないもん
ご馳走様でした!
お風呂入って寝る!疲れたよ……
おやすみなさい』
「姫凪?大丈夫かい?」
『大丈夫じゃないかも…だから
…なるべく早く…寝る…』
チラリと向けられた視線は
助けを求める様な視線?
誘ってる様にも見えるけど…
どっちにしろ
「なら、早くオヤスミ
チャントお布団掛けて寝なよ?
寝相悪いんだからさ?」
早く心に身体に
触れたいよ、姫凪。
姫凪を見送って
オレも部屋に下がる
程なくして
嶋田さんが帰ったのか
気配が消えた
スグに襲いかかっちゃいけど
さすがに、ね。
まだ親も起きてるし
[姫凪ちゃ〜ん
寝ないで〜]
ふざけて送ったLINE
[寝ないよ♡
早く来て〜♡]
色鮮やかな甘い返信に
悶えながら
時間が過ぎるのを待つ
何度目かの
やり取りの後
神経を澄ませてみる
家の中が止まっているように
静かになってる感じ
母ちゃん達、寝たかな?