第19章 近過ぎたキミ④(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠
さすがの母ちゃんも
戸惑ってる
なんて事は
「なんて!
おっさん引かれちゃいそうスね〜
とりあえず、この飯を
毎日食える旦那さんに
一番嫉妬かな?!」
「あらやだあ!ホントに
マコちゃんお上手!
おかわりいかが?」
「いただきます!」
もちろん、この人には
お見通しで
意図もあっさり
ピリッとしかけた空気を解す
見事過ぎる
緊張と緩和
引き寄せられる
強く光って
存在を刻み続ける
正に一等星。
ならオレは…?
『お兄ちゃん?食べないの?』
暗くなるオレは
姫凪の声で
我にかえる
「食べるよ?
姫凪もチャント食べなよ?
チャント食べて早く寝なよ?
今日は勉強ばっかりで疲れただろ?
嶋田さんも遅くまでスイマセン」
暗に早く帰ってくれと
サインを出す
「姫凪ちゃんの為なら
いつでも大歓迎だからね?
また、なにかあったら
呼びだしなね?姫凪ちゃん
…長文はナカナカ厳しいぞ〜
もっと問題こなさないとな!」
本当に、見事だ。
俺を煽りながら
「なにかあったら宜しくね」
「はい!嶋田マートもご贔屓に!」
母ちゃんのツボは
チャッカリ抑えちゃってる。