第18章 近過ぎたキミ③(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠
「ダメに決まってるでしょ!
姫凪は…!」
…って。乗せられてる、よね?
あの事は俺と姫凪だけの
秘密なんだ。
ここで突っかかったら
オカシイ?
いつも通りじゃない??
また頭の中グルグルして
余計な事言わない様に
慌てて口を噤むと
「姫凪は?
お前のナニ?
俺にまで妹だって言うなら」
まっつんの顔から笑顔が消えて
「食うよ〜?
言っとくけど俺、エロいよ?
ウブな姫さんの腰砕くのなんか
一瞬だけど?」
ニヤリと妖しい笑顔に変わる
「は?本気でいってるのかな?」
「本気に聞こえねぇの?
本気かどうか試してみるか?」
オレ今日も煽られDAYなわけ?
「俺、結構溜まってるから
激しい取り調べするけど良いワケ〜?
なぁ?お兄ちゃん?」
ホントさぁ?
いい加減
「試したらどうなるか
試してみなよ?」
切れるよね?
グイッとまっつんに
詰め寄ると
「え〜嫌〜
めんどくさーい」
「はい?面倒?」
「お前がライバルとか
超絶面倒じゃん?」
ヘラリと張り詰めた糸を
切ってくる