第16章 近過ぎたキミ(及川徹)⚠兄×妹R18⚠
「ん、なぁ!?」
『声、大っきい!シーッ!』
ほんと…オレの予想を
上回りまくるとか
生意気なお姫様だよね……
「そういう時は
こうやって塞いでよ」
だからこそ余計に
燃えちゃうんだけどさ
パクリと唇に食いついて
可愛いキスを繰り返す
意志薄弱。って
散々我慢するって言っただろ?って
頭の中で
もう一人のオレが呆れてる
でも、さ。
ブロック出来るわけないじゃん?
世界で一番好きな子が
オレを求めてくれるんだよ?
それが例えイケナイ事でも
咎められる事だとしても
奇跡の様な一瞬を
手にしたいと思っちゃうんだよ
これが永遠に続くなんて
夢を見れないから
せめて見れる時に
見たいって
それはイケナイ事なのかな?
『徹…痛い…
壊れちゃうよ』
強く抱きしめ過ぎた
オレを姫凪が笑う
壊したいよ
いっそ二人で壊れたいよ
……なんてね?