第16章 近過ぎたキミ(及川徹)⚠兄×妹R18⚠
部屋着に着替えて
リビングに戻ると
ヤケに静かだ
「姫凪?寝てるの?」
いつも姫凪が居る
ソファーの定位置に近付くと
「…これ、ダメでしょ?」
オレのブレザーを抱き締めて
寝ちゃってる姫凪
「姫凪…起きてよ…?
オレの前でそんな
無防備になんないで
止まらなきゃダメなのに
止まンない…姫凪…」
姫凪に覆い被さり
パクリと唇を食べる
「ん…美味しい…
姫凪…
姫凪…を、オレのに
出来たら良いのに、ね…」
薄く開いて
寝息を吐く口に
舌を捩じ込みたくなる
「メチャクチャに犯したくなるとか
ヤバいよね…オレ
そんな事したら
仲直りどころじゃなくなる…」
姫凪から離れて
自分の部屋に戻って
布団に潜り込む
せっかく治まったのに…
これじゃ姫凪の前に
出られないじゃん!
再び硬く固まってしまった
肉棒に手を添えて
姫凪の温もりを餌に
息を荒らげる
虚しくて悲しい行為
近くに居るのに
触れちゃイケナイ
交わっちゃイケナイ
どんなに望んでも
この気持ちは欲は
姫凪に届かない。