第15章 ♢先取りサプライズ(黒尾鉄朗)生誕記念 完結
この無自覚サプライズを
堪能してたいけど
やっぱりお前の
不安そうな顔は
調子狂うから
「そんな顔すんな
今度は俺が安心させてやるから
チャント聞いてクダサイ」
聞き逃すなよ?
俺のキモチ
「姫凪の気持ちは
スゲェ嬉しいけど
ヤッパリ隠し事は不安になったし
ソワソワした。
でもお前が俺を思ってやったって
話してくれたから
怒ってるとかはねぇし
ましてや…
嫌いになるなんて
ありえねぇよ?
…こんなに惚れてんだぞ?
お前の一挙手一投足
全部が俺を虜にしてるって
ソロソロ気付きなさい…」
姫凪の目を真っ直ぐ見て
笑いかけ
「お前を離すのは
俺が死ぬ時だけデス」
ポカリと空いた口を
包むようにキスをした