第14章 おくすりイカガ?(二口堅治)生誕記念 完結
「こら…どこ行くんだよ?」
『え…トイレ…?』
「…ウソだろ?
寝てろって言ってんのに
どこまで反抗するかねー
ここに居なさいって言ってんのにねー」
情事後
しばらくは大人しかったのに
またソワソワしだす
姫凪をひと睨みして
抱き上げベットに
連れ戻す
『だって!時間…もうすぐ…』
チラチラ気にしてる時計
あ~、ね。
時計に目をやると
もうスグ日付けが変わろうとしてる
プレゼントとか
ケーキとか
そんな事考えてんだろうな
「全く真面目かよ!」
スゲェ嬉しくて
可愛いけど
『だってさ、一番が…』
分かってねぇよ
「なー誕生日のワガママ
言うぞ?」
一番のプレゼントが
どっか行ってんなっての!