第14章 おくすりイカガ?(二口堅治)生誕記念 完結
倒れた姫凪を抱き上げて
部屋に運んでベットに縫い付ける
「ほら、痛いところは?」
さっき縺れた足を擦って
目を覗き込むと
『別に…どこも…』
照れてるのか
まだ拗ねてるのか口籠る
ま、どっちでも関係ないか
拗ねててもいい
照れてりゃ尚いい
「ふーん?ここは?
痛かったんじゃね?」
『え?』
俺の全部で死ぬ程
甘く融かしてやるよ
姫凪の心臓をのあたりを
ゆっくり撫でて
「さっきキツく言い過ぎた…
ごめん…な?」
チュッと軽く唇を奪う
『ズル……!
怒ってたのに…照れるし!』
「ん、そうさせたい…
もっと…俺に融けちまえ
姫凪…甘える?
それとも、その顔…
甘えさせてくれんの?」
喉元を撫でて
ゴロゴロと姫凪に
ジャレ付く様に
オデコを擦り付ける
熱いオデコに
少し躊躇するも
さっき山口カップルに当てられて
イチャイチャしたい気持ちは
おさまってくれない