第14章 おくすりイカガ?(二口堅治)生誕記念 完結
「おい、バカ」
『うるさい…』
オマエじゃねぇよ
俺が、だよ。
逢いたくて走ったのは
俺も同じだった
俺とオマエは恋人同士なんだ
寂しい想いも
逢いたい気持ちも
片一方だけじゃないのに
チャント気持ちを考えたら
怒らなくて良かったのに
「なに泣いてんの?」
ごめんな?バカで。
『泣いてない』
「泣けよ?スンゲー甘く
慰めさせて?」
我慢すんな、強がんな
もう、決めたから。
ここから
『ちょっと…自分で歩ける』
「却下!
甘やかされてろ!」
嫌ってくらい甘くするから
オマエの涙止めてやるから
な?許して?