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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第75章 HIDE AND SEEK(影山飛雄)


布施を降ろすと
まだ少しフラつく足取りで
玄関の鍵を開け

『まぁ、父さんの単身赴任で
お母さんも付いて行ったから
今は私とお世話に来てくれる
叔母さんだけで
持て余しまくってるんだけど…』

どこか寂しげに吐いた溜息を

「そうか…大変だな」

『叔母さんがほぼ毎日来てくれて
一緒にご飯食べたりしてるから
そうでもないよ
寝る時はちょっと…寂しいけど』

かき消すように
笑ってみせる姿に
胸がギュッと熱くなった気がした

通されたリビングは
綺麗に片付いてて
甘い匂いと
美味そうな飯の匂いが混ざっていた

『…』

ふと見ると
キッチンに入った布施が
ペライチの紙を見て固まってる

「どうした?」

『あ、いや…その…』

紙を後ろに隠しながら
オドオドする布施

「なんだよ?なんかまずいことが
書いてあんのか?」

妙に気になって
布施の背後に回り込み
持ってた紙を取り上げ高くあげる
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