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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第75章 HIDE AND SEEK(影山飛雄)


青い顔で首を振る布施の
額には汗が浮いていて
さっきまでの邪を掻き消していく

「家、どこだ?
すぐ連れて行く」

『え?……えぇ?!』

抱き上げた身体は
思ってた以上に軽くて
近くなった顔は
より青白く見えた

「悪かったな
体調悪いとか知らなくて…
いや、元気なら食いたかったとか
そう言うわけじゃ…ない
…事もなくもない…って
何言ってんだろうな
とりあえずチャント送ってやるから
道教えろ」

暴走しかけた自分を戒めるつもりが
ただ墓穴を掘った気もしなくはないが

『…ありがと、影山くん…』

腕の中で大人しくなった
布施の体温が気持ちいいから

「気にすんな
…明日からも送るから
一緒に帰ろう」

『…う、ん…』

まぁ、ヨシとしよう

「…ここ、か?」

広い庭のある
大きな家の前
目をパチパチさせていると

『無駄に広いの
昔はお婆ちゃん達もいて
賑やかだったけど
今は家族三人だけ
あ、ありがとう
鍵開けるから
お茶でも飲んで行ってよ』

布施が俺の胸を叩く
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