第74章 キミのトナリ オレのトナリ(及川徹)
先の見えない遠い未来の約束さえも
『うん!約束する!
ずっとずっと…徹と居る!』
真っ直ぐ応えてくれる
その瞳が大好きだよ
だから俺も
「俺も約束する
姫凪のトナリは俺ので
俺のトナリは姫凪だけ
これからもずっと
変わらないから」
真っ直ぐその瞳を見つめて
声を愛を返す
『当たり前…でしょ
私以外なんて嫌だもん
徹じゃなきゃ、嫌…』
絡めた指には
まだ指輪はないけど
それより強い絆が
絡み付いてる気がして
「とりあえず…もう一回…良い?」
絡めた細い指を引き寄せ
『…同じ事、思ってた…』
「うん、そうだろうと思ってた」
クシャクシャのシーツの波に
二人一緒に潜り込んだ