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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第74章 キミのトナリ オレのトナリ(及川徹)


付き合って始めての誕生日なのに
プレゼントもケーキもナシとか
ありえないじゃん…
頭を抱える俺に

『…私の誕生日は
部活休みだよね?』

届いた甘い声

「うん、偶然にも…ね」

マズい!時間だけ無駄に超余裕あるのに
先立つ物がないくて
祝えないなんて言えないよ…

『やった!
じゃあその日は
一日一緒に居られるよね?』

「うん、まぁ…そうだね」

居られるけど
それだけで…オシャレなレストランも
豪華なプレゼントもないなんて
別の意味でサプライズじゃん…
これが隠し事したツケなら

大き過ぎるって

こうなったら
母ちゃんや父ちゃんや
最悪、姉ちゃんに泣き付いて
資金調達を…
人に借りたお金で、なんて
言ってらんないもんね

借金をする決心をした俺に

『なにより嬉しいプレゼントだよ、徹』

再び届いた声

「え?なにが?
だって、俺…お金なくて
さっき使ったから…
いや、大丈夫!
なんとか拝み倒して…」

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