第74章 キミのトナリ オレのトナリ(及川徹)
『…死ぬ…』
「うん、俺も…カナリやばい」
その後も何度も
重なり合って混ざり合って
お互いの体力も
底をつき掛けた頃には
外が暗くなり掛けてた
「…明日が部休日じゃなきゃ
岩ちゃんに殺されてたかも…
身体バキバキだよ」
『徹でそれなら
私どうなるの…
明日起きれる気しない
てゆっか立てる気もしない
これ絶対すぐに元には戻らない気がする
誕生日を筋肉痛で迎えるって事も
ありえそうでヤダ…」
毛布に包まり
不安そうに突っぷす姫凪に
ハッとする
そう言えば
誕生日プレゼントどころか
誕生日のデート代とかケーキ代も
怪しいよ…
お小遣い前借り?
母ちゃんに殺されそう
岩ちゃん達に借りる?
…のは、なんか違う
どうする、俺!!