• テキストサイズ

夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第74章 キミのトナリ オレのトナリ(及川徹)


『そうですかーー!
もう!早く前髪なおしてよー!
私まで岩ちゃんに
怒られるじゃんっ』

「岩ちゃんは姫凪には
怒らないでしょ
いっつも俺ばっか怒るんだから…」

『岩ちゃんは優しいからね~』

「ムッ…。
岩ちゃんは俺の親友なんだからね
姫凪とは絆の深さが
もう水溜りと海くらい
違うんだからね!」

キャンキャン言い合って
戯れて笑って
別に不満があるわけじゃないんだよ
キミのトナリには
俺が居るし

俺のトナリはキミの指定席だし

でも寄り添わない背中が
触れない指先が
無性に寂しいときがあるんだ
怖い夜があるんだ

目が覚めたら
キミのトナリが変わってそうで

『徹?どうしたの?
行かないの?』

「あぁ、ごめんごめん
行こうか。
岩ちゃんが待ってるね

ねぇ姫凪…!」

不安で胸が痛くなる時があるんだ

『なに?』

「…可愛くなったよ
その前髪似合うじゃん
キマらなかったら
いつでもセットしてあげるから
甘えておいで?」
/ 4690ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp