第72章 ♑瞳を閉じても(赤葦京治)
今まで姫凪さんに贈った
プレゼントを思い返しながら
固まる俺の耳に
「あ!花とかはアカンねん!
猫飼ぅとるから花瓶ないし
食うてもうたらアカン花もあるんやて!
後、オソロのマグカップは
この前俺の誕プレでもろた!
ぬいぐるみとかキャラもんには
興味あらへんねん
ほんで…」
雑音が容赦なく入り込んで来る
「うるさいな!
そこまでNGあるなら
選択肢ないじゃないか!
とりあえず繁華街行こうか
何か見つかるだろ」
考えるのを一旦止めて
現地調査に切り替える
「…で?興味ない物は
どうでも良いから
彼女が好きな物の情報は?」
「…なんやろ?
コスメとか?かなー…
髪の毛もいつも気合い入っとるし
服も好きみたいやけど
サイズ分からんしなー…
あ!風呂は好きやで!
よく泡風呂にして一緒に入るねん!」
宮侑の車の中
全く知りたくない女の情報を
聞き出しながら
ネットを行ったり来たり
「あ、こことかは?
石鹸とか入浴剤とか
結構豊富って書いてる」