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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第72章 ♑瞳を閉じても(赤葦京治)


収集が付きそうにない状況が
疲労を増幅させていく
なんとかしないと
でも、なにをどうしたら…
思考が停止しそうな私の頭に

「揉めるなら
今日は帰んぞー!
ラーメンでも奢ってやっから
食う奴ついて来い!」

光太郎の声が響く

「「ラーメン!?食いたい!」」

「よし、じゃあ三人で行くか!
んじゃあ、赤葦と姫凪
遊ぶのはまた今度な!」

『光太郎?』

思いもよらなかった急展開に
戸惑ってると

「盛り上がって連れて来て悪かったな
ここまで大騒ぎになるとは
思わなかったんだよ
お前痩せたし顔色悪ぃから
飯食わせたかったけど
今日は引いてやるから
赤葦に飯作ってもらって
早く寝ろ。
あんま無理すんな?」

当たり前みたいに私を抱き締めて
頭を撫でて二人を連れて
去って行く光太郎

さっきよりグッと来る
男前ぶりに
頷く事しか出来なかった私の耳に

「"カッコイイ…好きかも"って
顔してる…」

低い声が落とされ
肩にズシリと体重が掛かる

『京治!』

「…図星?」

振り返った目の中を陣取る
不機嫌だけど綺麗な顔

『そりゃドキドキはしたけども…』
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