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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第70章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋⑥(宮侑 治)


てゆっか
姉が泣いて北さんと居るって事は
ヤッパリ侑の奴、サクラと
なんかしやがったのか?
そうだとしたら
侑ぶっ潰してサクラを奪って
今度こそ…。

そんな考えが巡る俺を尻目に
二人は部室に消えて行く

とりあえずもう一回
侑の行きそうな所を探そうと
また歩き出す

そんな事しても無駄じゃないか?
サクラは俺をきっと選ばない…
そんな事が何度か頭に過るも
治が手放したなら、とか
侑に渡すくらいなら、とか
諦め悪い思考は
止めどなく頭に溢れて
また足を前に運ばせる

あとから思えば
死ぬ程無駄足だったのに

恋ってのは怖いモンだよなー
…なんつって。

自傷的に笑った
ほんの数秒後

「ちゅーか…どこおんねん!!!
教室にも中庭にも居らんし
図書室は閉まってたし…なんや!?
帰ったんか!
サボる気か?!ボケがーーーぁ!」

探してた相手の声が
大音量で廊下に響きわたった

「…うるさ…朝から大声出して
何してんの?侑」
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