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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第69章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋(宮侑 治)⑤


「…二人がええ。
昨日早く帰った分
まだ足りんへん
独り占め…したい…」

首筋に噛み付いて
俺だけの証をキツく付けて

「姫凪…何もせんでええから
二人で居ろや…な?」

小さな背中を抱き締める

『…アホちゃう…手伝うし。
モップ返し
二人のが早く終わるやろ』

おや?
てっきりヘロヘロになって
甘えて来るとおもったんですけど?!

「いや、俺がやるから
座っとけや
一人でも体育館くらい
授業までに終わるわ」

俺の腕から逃れて
フラフラ歩く姫凪を
呼び止めると

『…ほな二人やったら余裕で終わるやん』

不機嫌な声が振り向きもせず
返ってくる

「なんや?俺なんか地雷踏んだ??
なに怒っとん?」

首を傾げて背中を
もう一度引き寄せると

『…余裕で終わらせて
イチャ…付きたい言うてんねん!
こんな気持ちなったん
侑のせいや!分かりや!鈍感!!』

ジタバタ暴れて
腕に噛み付いてくる
よく見たら耳は真っ赤で
声も上擦ってる

ホンマ…どんだけやねん。
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